キンモクセイのにほひに誘われて、望郷の念が呼び醒まされる今日この頃ですが、
これは実家の庭にキンモクセイが咲いていたせいです。
ではなぜ僕は住んだことも無い古民家や、知りもしない小母様が夜なべする姿を見ると懐かしく思うのでしょうか。
時代劇や歴史の教科書に刷り込まれた脳の裏っ側に映った追憶の仕業でしょうか。
はたまた日本人の血を受け継いだ僕のDNAに刻まれた記憶の断片の所為でしょうか。
「懐かしい」には元々、心がひかれて離れがたい、引き寄せたいほど愛おしい
という意味もあるようです。
追憶であれ記憶であれ、懐かしいというものは、
いとなつかしうをかしげなり。
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