はい、宗義です。
今回は半端なく長くなる上に色々と痛々しい内容なので、
読まなくてもイイです。
僕は生まれてこの方、何かしら「痛み」を伴うことが多い様に思う。
それは単なる甘えではないのかと言われてしまえばそれまでだ。
痛みとは、結局のところ痛みを感じている本人にしか分からない事だから。
いえ、客観的に見て恥ずかしいことをやっている有様の「イタい」ではなく、
(それはそれで現在進行形的に続いていることかもしれないが)
実際に神経を刺激されて痛みを伴うということだ。
幼小期は主に腹痛に悩まされた。
毎朝と言っていいほどお腹が痛かった。
特に学校に行きたくないというわけではなく、
(行くなと言われれば喜んで行かなかったが)
ただ単にお腹が痛かった。勿論休みでも痛かった。
何故かは全く分からなかったので、とりあえず我慢するしかなかった。
口内炎も多かった。
口内炎というか、歯ぐきに何か知らないのができて、腫れた。
あまりにも腫れて痛いものだから、学校の洗面所で精一杯の憎しみを込めて潰した。
勿論痛かったし、予想以上に血が出た。
ものもらいもひどかった。
季節の変わり目になると、人相が変わるくらい目が腫れ、鈍痛がした。
もはや眼科の常連だった。事あるごとに瞼の裏を切開して膿を取り出した。
何が痛いって、瞼の裏に麻酔の注射をする時だ。
おまけに脱脂綿を目に当てながら施術するのだが、それが眼球をこすりつけて、
痛みで流れた涙さえも脱脂綿に吸収されてしまった。
脂っこい肉を食べると何故か後頭部が痛くなった。
これは今でも同じだ。
蕁麻疹にも悩まされた。
長い間、陽に当たると蕁麻疹が発生した。
蕁麻疹を持っている人なら分かってくれると思うが、あれはただ痒いだけではなく
小さな蕁麻疹同士が融合し、成長して大きな蕁麻疹になってくると痛み、熱を発する。
運動会の練習なんて最悪だ。
(まず運動会に練習があること自体が最悪だが)
陽に当り、どんどん蕁麻疹はひどくなっていくが、炎天下の中校庭に立ちっぱなしだ。
この痛みから生まれたやり場のない怒りは、
とりあえず号令を出す先生と、運動会の練習と言う悪習に向けた。
蕁麻疹は小学校のクラブ活動で空手を習い始めた頃、何故か治った。
おかげで未だに体調管理を目的とした空手のようなものを続けている。
(個人的には呼吸が関係していると推測した)
高校受験シーズンには盲腸の摘出手術を行った。
手術の際、全身麻酔が早めに切れて、意識が朦朧とする中、
男性のデリケートな部分に激痛を覚えた。
どうやら麻酔で眠っている間におもらししないように、
尿道に管を通して強制的に排尿させるつもりだったらしいが、
僕は途中で起きてしまい、未だかつてない衝撃を覚えた。
※イメージ写真さえも割愛させていただきます。
術後も、脊椎に刺さったチューブを通して麻酔が注入される筈だったのだが、
麻酔が全く減らない。つまり麻酔が全然効いていなかった。
術後の傷口の痛み、それからくる吐き気、熱と一晩中添い寝することになった。
挙句の果てには、若い女性看護師に痛み止めの座薬を投与されることになった。
ちなみにこの場面は兄貴が観測している。
僕はこの斬新なシチュエーションに、とてもじゃないが快感を見出すことはできず、
言い知れの無い屈辱だけを覚えた。
※イメージは各々の判断にお任せします。
これ以降、腹痛は少しずつ良くなっていった事とは裏腹に、
脊椎の違和感が燻り始めた。
以降、ずっと腰痛が僕の腰ぎんちゃくとなって付きまとった。
仙骨辺り、腰、背中、首、脊椎全体に違和感を覚えた。
これは今でも健在で、寧ろますますひどくなっていく一方だ。
そんなこんなで気付けば僕も成長し、20代も半ばに差しかかった頃、
新しい痛みと出会う事となった。
偏頭痛だ。
1,2週間に一回くらい、調子の良い時は毎日のように、何の前触れも無しに痛みがやってくる。
キィィン、キィィィン、と、脳の毛細血管の至る個所で、鍛冶屋がリズミカルにハンマーを叩きつけているようなアレだ。
一旦始まるといつ治まるのかも分からない。ただ痛みに目を瞑り、その場をやり過ごすしかない。
(痛み止めを飲んでも、何故か僕には効果が無い)
女性(うちの母を例として)はこんな痛みと毎月向き合っていたのかと思うと、
尊敬の念を抱かざるを得なかった。イライラするのも無理は無い。
ちなみに最近分かった事だが、ラーメンを物凄い勢いで食べると治る可能性がある。
偏頭痛持ちの方は、是非試してみてほしい。
(個人的には呼吸が関係していると推測した)
2年前には坐骨神経痛のような症状で、
特に固い椅子に座ると鈍痛がした。
なんというかこう、打撲?骨折??
お尻を釘バットでぶっ叩かれた様な記憶も無いのだが、そんな感じの痛みだった。
あらゆる病院に行ってみたが、原因は全く分からなかった。
なんなら都内で脊椎の治療やペインクリニックを主とした
某有名病院のとある先生に、
「あなたの場合、南の島に1週間くらい遊びに行けば治るんじゃないすか?笑」
と冷笑される始末だった。
実際精神疾患が原因ではないかと言う事になり、
紹介された心療内科を受診したが、うつ病診断テストの内容は
64点満点中6点と、全くの正常だった。(点数が高いほど鬱病の可能性が高くなる)
ただ、ちょっと低血圧だねとのことだった。
ともあれ、クッション無しの椅子には座れなくなり、(クッションがあっても痛いのだが)
その状態は一年程続いた。
痛みは随分治まったが、今も痛くないことはない。
できれば、もう病院には行きたくない。
そして今、いよいよ僕もアラサーとなり、身体の歪みは益々顕著なものとなった。
脊椎は勿論、肋骨の真ん中で繋ぎ止めている所、
股関節や膝(半月板辺り)にまで痛みは順調に広がっており、
その影響もあってか、足先、膝が風呂の中でも冷たい。
そんな中で今一番旬な症状は、時々起る、
「深く呼吸したら背中が痛くてうまく呼吸ができない二日ほど続くアレ」
だ。
そんなわけで、僕はこれからも痛みと共に生きていくのだろう。
あらゆる事柄に目を瞑り、受け入れたくない事を受け入れていくのだろう。
なぜならそのように思った事、そのように感じた事さえも全ては、
僕の脳が生みだしたものに過ぎないのだから。
ただ一つだけ確かな事は、この日記の文章そのものが一番「イタい」ということだ。